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日本ダービーhistory

みなさん、突然ですが

この写真の男性をご存知でしょうか?










正解は「ウィンストン・チャーチル」です。

第二次世界大戦中のイギリス首相で、

ドイツのヒトラーを破り、イギリスの英雄と評されたり、

大戦の回顧録などが評価されノーベル文学賞を受賞した人物です。

チャーチルは大の競馬好きで、何頭も競走馬を所有していて、

G1レースを勝ったこともあるオーナーでした。

そんなチャーチルが競馬に関する逸話を残しているのを

ご存知でしょうか?


それは「ダービー馬のオーナーになることは

一国の宰相になることより難しい」というものです。


いくつかの大レースを制したチャーチルでしたが、

ダービーというレースはついに勝つことができませんでした。

チャーチルをそこまで言わせしめた、ダービーとは

どんなレースなんでしょう?

5月29日には「日本」ダービーがありますが、

日本ダービーがあるということは、アメリカにもフランスにも

競馬がある国にはダービーというレースがあります。

そこで今回はダービーとはなにか?その歴史に触れていきます。


競馬発祥の地、イギリスでは1539年、日本が戦国時代だったころに

競馬場で競馬が行われた記録が残っています。












 1539年に競馬が開催された記録が残っているチェスター競馬場


そして、ダービーというレースを作ったのもイギリスです。

当初はマッチレースが多かった競馬ですが、競馬場ができて体制が整ってからはステークス方式という、参加馬主が登録料を払い

レースに勝った馬のオーナーがその登録料を総取りするという形に

移行していきました。

そして、より優秀なサラブレッドの血統の選定のために、

最も権威あるレースを作るべきだとして、1780年に

ダービーというレースができました。

ダービーという名前はレースの創設者の一人、ダービー伯爵に由来しています。

以来、ダービーは競馬が開催される国では模範され、

各国で最高峰のレースとして位置付けられています。




















        12代ダービー伯爵


日本でのダービーは、

1932年に東京優駿大競走という名前で第一回が開催され、

途中戦争で中止になった年もありましたが

今年で89回目を迎えます。

現在も正式なレース名は東京優駿、副題として日本ダービーが称されています。

日本でも、競馬の祭典という位置付けになっていますが、

ここで日本ダービーの特徴を見ていきましょう。

日本ダービーは毎年5月末か6月の頭に、東京競馬場で行われ、

条件は芝2400m、3歳のサラブレッドだけが出走できます。

ただ、エントリーすればだれでも出走できるわけではなく、

出走可能頭数は18頭で、その世代の賞金順と

前哨戦で優先出走権を獲得した馬のみ出走できます。











今年の3歳世代の2019年生まれのサラブレッドは7,387頭で

その世代の頂点を決めるわけですから、

競走馬に関わる全てのホースマンにとって、

ダービーに出走する、そして勝利するということは

最高の栄誉なのです。


新型コロナの影響で、競馬場の入場者数を2万人に減らしていたJRAですが

5月21日から大幅緩和で、入場上限が7万人になると発表されました。

コロナ前のダービーの入場者数は約12万人だっだので、

競争率がかなり下がりました!

この機会に、申し込みしてみてはいかがでしょうか?

東京優駿日本ダービーは5月29日、15時40分発走です。


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